僕がDesignをする上で大切に考える事、Conceptのページにもありますが「みんなが笑顔になれる」ということです。学生時代からデザインとは単に有形のものを作り出す事だけではなく、無形のものの仕組みや秩序などを構築する事もデザインで政治などもデザインだ、などと生意気な事を言い続け10年が経とうとしています。そしてTUAROAとしても来年で3年目を迎え、立ち上げ当初からいつか無形のデザインにもトライしてみようと考えていたことを、遠く離れたインドでようやくスタートさせることになりました。

きっかけは、2008年11月25日インドで一人の少年がカースト制度という古い習慣の犠牲になり命を落とした記事を偶然目にした事です。日本という不自由ない国に生まれ育つ若者は未来が見えず希望が持てないと嘆く人が多く、貧困や理不尽な習慣の在る国で生まれ育つ若者は希望を持ち、その希望を糧に生活をしていることを知りました。努力しない人は不満を語り、努力する人は希望を語る。恵まれない環境、地域の若者や子供たちに一つでも多くの笑顔をつくる為の協力をしたいと考えています。

そしてインドのある地域とそこで生活する一人の少女のサポートをスタートさせました。ショップなどのデザインと違い、何年も長い年月をかけるプロジェクトになると思いますが、彼女と僕の人間関係、そして彼女も含めたその地域のより良い未来を時間をかけて改善していく手助けが出来ればと思っています。僕自身が体を動かしてするわけではないのですが、スタートさせたサポートにより住民の健康状態を改善するために、十分な農業用水を供給し農業生産高を増加させ、安全な飲料水を供給すること。所得創出・人材育成活動により経済力・自治能力を向上し、地域の住民が自立して生活を維持出来る様にするということが行われます。

スタートしたばかりなので、これからどのように関わっていけるのか試行錯誤しながら頑張りたいと思います。

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